営業戦略について・7

■覚悟を決めたあとに起こること
 営業には、覚悟が必要と言う話をしました。覚悟というのは、何か、といえば、自分にはこの仕事が天職である、と思い込みをすることだと、個人的には思うのですが、とにかくこれから待ちかまえる苦難に対して、それを凌駕する意思の力が必要である、ということになります。

 たとえば、あなたは就職活動というものを行ったことがあると思いますが、たいていの方は何社も面接を受け、そしてその過半の企業からは不採用通知がきていると思います。これは、自分が優秀な人間なので、その企業に対して雇ってください、というあなたの思いに対して、企業はその要求に対して「NO」を突き付けたということになります。
つまり、あなたは私たちにとって、優秀な人間ではありませんよ、という通告を受けたことと一緒なのです。つまり、不採用通知を受ける度にあなた自身が決して優秀ではないという宣告を受けるのです。意思の弱い人間にはこのような通知には気分が落ち込むのは当然のことです。

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