現実

現実に直面できる人間というのは、エネルギッシュになるし、

現実に直面できない人間は、無気力になっていく。というより、屈折した気持ちを持つ。

そのために、ひねくれたり、ひがんだり、妬んだり。そういう屈折した形でしかエネルギーが出てこない。


現実を直視することはひじょうにつらいことだけれども、結局人間にとってそれ以外に本当の安心感を持つ道はない。



加藤諦三


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